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変形性膝関節症と大腿四頭筋

変形性膝関節症治療の大きなポイントとなる大腿四頭筋、だいたいしとうきんは、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広直筋の4つの筋肉から成る筋肉です。

またこの部位は、歩いたり、走る、足を上げたり、しゃがむなど、足のあらゆる動作に関わる筋肉です。スポーツでも要となる筋肉と言われ、ボクシングを例にとると、フットワークを安定化させる要の部位であり、防御で大切なダッキングのキレにも大きな影響を与えます。

また膝を動かす場合には、この部位と太股の裏側の筋肉が使用されますが、特に大腿四頭筋は歩行やランニングなどの際には双方の足の着地ごとに体重を支える役目を果たし、膝の関節軟骨に過剰な負担がかからないように機能しています。

他にも体重を支えるための筋肉はありますが、膝関節にとっては特別に大切であり、変形性膝関節症の予防改善で意識する必要があるのが大腿四頭筋だといえます。

変形性膝関節症の予防に役立つ効果的なトレーニングのポイントとして、まずトレーニングの間にできるだけ膝関節の軟骨に負担をかけないように注意しなければなりません。変形性膝関節症でよく言われるのが、膝をできるだけ動かさずにできるトレーニングをすべき、ということです。

例えば、椅子に座った状態で片足の膝を伸ばしながら足を上げていき、10秒間程度停止させます。また足首については自由に動かしたり停止させたりしてかまいません。

足を元に戻したら、5秒程度休む、という動作を20回程度繰りかえします。最初は10回でもかまいません。痛みがあれば5回でも変形性膝関節症に効果があります。

また片方の足が終わったら他方についてもトレーニングします。痛みがあるほうの大腿四頭筋だけを鍛えると、足のバランスが悪くなる原因になりがちです。立ったり歩いたりするたびに筋力のアンバランスさが響いてきますので、両足を鍛えることも変形性膝関節症の予防改善に大切なポイントと言えます。

この方法は膝を動かしませんので、その分効果は局所的ですが、変形性膝関節症への負担は少なくなります。また、とにかくまずはこの筋肉だけを鍛えるようにしたほうが、後の準備としても有効ですし、変形性膝関節症の改善トレーニングに慣れるためにも役にたちます。